2013年10月12日土曜日

納車までの、つぶやき

トヨタって本当にすごいと思う。トヨタの販売のうち、4割はHVになり完全にキャズムを超え、成長市場のそれも、トルネードのまっさ中。企業が一番利益を出せる局面にいる。今後日本国内において優位性はしばらくは継続出来るだろう(海外では、HVは受け入れられていない)。
 

 しかし、我がアルファロメオ、ジュリエッタを含め、輸入車の販売が絶好調だ。 
これを、どう見るか? 私は、国産メーカーが『同質性の罠』にはまりかかっていると思う。 確かに、プリウスやアクア、ホンダのFITも素晴らしい車だし、素晴らしいセールスレコードをたたき出している。 対して1990年代。ベストセールスカーはカローラであったが、当時はカローラ以外でも、スプリンター、スターレット、マーク2、クラウン、コロナ、ビスタ、ハイラックス、エスティマ、なんて車もそこそこ売れていた。顧客は、圧倒的商品力のカローラと、それ以外の車からも選択が可能であった。  しかし、今はどうであろう。 それ以外の(HV以外の)車は魅力あるものとして受け入れられているのだろうか? たしかに、少車種を大量生産をした方が効率が良いし、企業は大きく儲かるチャンスをそこに見出す。   だが成熟した顧客は、同質性を嫌い輸入車へスイッチングをする。
これが『同質性の罠』だ。

 HV車は車本体の価格と、燃料代を考慮すると、10年以上使わないと経済合理性が無い。これまでの顧客は、燃費の良さ、という機能的価値でプリウスを購入していたのではなく、“地球にやさしい車に乗っている、環境を考慮しているエコな自分”という情緒的価値に、プレミアを払ってきた。  その、HV車もコモディティー化が始まろうとしている。  HVが成功した理由は、技術力はもちろん、トヨタのマーケティングの力の成果である。  今後、顧客に、如何にHVプレミアを演出するか。これも、興味があるところだ。



理屈っぽい事を言ったが、僕はプリウスなんか乗りたくない。ベンツに乗ってる自分なんか、天に唾はいてるもんだ。

 アルファロメオ、ジュリエッタを乗る人はこんな人なんだろう。   あ~、早くジュリエッタに乗って、コーヒー飲みながら出かけたいっす

0 件のコメント:

コメントを投稿